線虫は「どこから入って、どこを通ったか」で覚えるにゃん

線虫は種類が多くて、一匹ずつ覚えようとすると必ず溺れるにゃん。でも入り口(経口・経皮・母子・媒介昆虫)と体内移行があるかどうかの2軸に分けると、驚くほどきれいに整理できるにゃん。この2軸が決まれば、症状も、駆虫のタイミングも、予防法も全部ついてくるにゃん。ここでは犬猫で押さえたい10種を扱うにゃん。

経口 幼虫包蔵卵・捕食
回虫・鞭虫
経皮 土壌の感染幼虫
鉤虫・糞線虫
媒介昆虫 蚊・メマトイ
犬糸状虫・東洋眼虫

1線虫の共通ルールまず4つ押さえる

線虫は円筒形で雌雄異体の、寄生虫のなかでもいちばん「虫らしい」グループにゃん。条虫や吸虫と違う点を先に押さえておくにゃん。

  1. 円筒形で雌雄異体吸虫・条虫との大きな違い体は糸状〜紡錘形で断面が丸いにゃん。雌雄が別の個体なので、繁殖には両方が必要にゃん(吸虫の大半が雌雄同体、条虫が片節ごとに生殖器を持つのとは対照的にゃん)。ただし糞線虫だけは寄生世代の成虫が雌のみで、単為生殖するという例外があるにゃん。
  2. 脱皮して育つL1からL5へ幼虫は4回の脱皮を経て成虫になるにゃん。第3期幼虫(L3)が感染幼虫になる種が多く、犬糸状虫の「蚊の中でL3になる」も、犬鉤虫の「土壌でフィラリア型(L3)になる」も同じ話にゃん。この段階の番号が出てきたら、感染力があるのはどこかを考えるにゃん。
  3. 多くは直接発育型中間宿主を必要としない回虫・鉤虫・鞭虫・糞線虫・猫胃虫は中間宿主なしで生活環が回るにゃん。中間宿主が要るのは犬糸状虫(蚊)と東洋眼虫(メマトイ)だけにゃん。吸虫が必ず巻貝を必要とするのとは大違いにゃん。げっ歯類や鳥が出てくることがあるけれど、それは待機宿主(幼虫が発育せず待っているだけ)であって中間宿主ではないにゃん。区別して使うにゃん。
  4. 虫卵は軽いだから浮遊法線虫の虫卵は比重が軽く、飽和食塩水などの浮遊法で良好に検出できるにゃん。吸虫卵が重くて沈殿法だったのと逆にゃん。ただし糞線虫(幼虫が出る)・犬糸状虫・旋毛虫・猫胃虫・東洋眼虫は糞便検査では捕まらないので、それぞれ別の方法が要るにゃん。

寄生虫3グループの検査法をまとめておくにゃん。線虫=浮遊法(虫卵が軽い)、吸虫=沈殿法(虫卵が重い)、条虫=片節の肉眼確認(虫卵が均一に出ない)。この対応だけで、糞便検査の手技選びはだいぶ迷わなくなるにゃん!

2入り口で分ける感染経路の地図

線虫の第一の軸はどこから体に入るかにゃん。ここが決まると、予防策がそのまま決まるにゃん。

入り口 線虫 経口(幼虫包蔵卵) 外界で2〜4週かけて成熟 犬回虫・猫回虫・犬小回虫 犬鞭虫 経皮(感染幼虫) 土壌から皮膚を穿孔 犬鉤虫・糞線虫 母子感染 経胎盤 / 経乳汁 犬回虫(経胎盤) 猫回虫・犬鉤虫・糞線虫(経乳汁) 媒介昆虫 中間宿主が要るのはこの2種だけ 犬糸状虫(蚊) 東洋眼虫(メマトイ) その他の特殊な経路 この3つは覚えるしかない 旋毛虫(肉の生食)・猫胃虫(嘔吐物) 糞線虫(自家感染)

線虫10種の入り口
入り口が決まれば、予防策もそのまま決まる

  1. 経口:幼虫包蔵卵回虫3種・犬鞭虫糞便に出た虫卵は排出直後は感染性がないにゃん。外界の適度な温度と湿度のもとで2〜4週間かけて内部に感染幼虫が形成された幼虫包蔵卵になって初めて感染源になるにゃん。だから新鮮な糞便に触れただけでは感染しないにゃん。逆に困るのは、この虫卵が乾燥や一般的な消毒薬に強く、土壌中で数年生存することにゃん。消毒では落とせないので、糞便の速やかな除去と掃除しやすい床材が現実的な対策になるにゃん。
  2. 経皮:土壌中の感染幼虫犬鉤虫・糞線虫こちらは虫卵が外界で孵化して幼虫になるにゃん。ラブジチス型(L1)から脱皮を重ねて、被鞘をまとったフィラリア型(L3)=感染幼虫になり、能動的に皮膚を穿孔して侵入するにゃん。足底や腹部からの侵入が多く、侵入部位には皮膚炎が生じることがあるにゃん。
  3. 母子感染ここが国家試験の頻出ポイント犬回虫は経胎盤、猫回虫・犬鉤虫・糞線虫は経乳汁にゃん。そして犬小回虫はどちらも成立しないにゃん。この違いが駆虫を始める時期を直接決めるので、次の章で図にして整理するにゃん。
  4. 媒介昆虫中間宿主が要るのは2種だけ犬糸状虫は蚊、東洋眼虫はメマトイにゃん。ただし仕組みが違って、蚊は吸血のときにできた刺し口からL3が自ら侵入するにゃん(注射のように送り込まれるわけではないにゃん)。メマトイは吸血せず、涙をなめる行動そのものが感染機会になるにゃん。
  5. 特殊な3つ旋毛虫・猫胃虫・糞線虫旋毛虫は被嚢幼虫を含む肉を食べることだけで感染し、虫卵も幼虫も外界へ出ないにゃん。猫胃虫は嘔吐物を他の猫がなめることで伝播するので、トイレの管理では防げないにゃん。糞線虫は腸管内で幼虫が感染幼虫まで育ってそのまま体に再侵入する自家感染を起こすにゃん。

3体内移行があるか第二の軸

入り口の次は体の中をどう動くかにゃん。気管型移行をするかしないかで、症状も、感染から虫卵が出るまでの期間も変わるにゃん。

気管型移行(あり) 小腸で孵化 肝臓 肺 気管を上行 → 咽頭 嚥下 → 小腸 肺を通るので 咳や肺炎が出る 犬回虫・猫回虫 犬鉤虫・糞線虫 移行なし 腸壁内で発育 そのまま腸で成虫 肺を通らないので 呼吸器症状なし 犬小回虫(腸壁内)・犬鞭虫(そのまま下部消化管へ)

気管型移行の有無
肺を通るかどうかが、呼吸器症状の有無を決める

  1. 気管型移行あり犬回虫・猫回虫・犬鉤虫・糞線虫幼虫が肝臓 → 肺 → 気管 → 咽頭 → 嚥下 → 小腸という大回りをするにゃん。肺を通過するときに咳や肺炎症状が出るのが特徴にゃん。重度感染の子犬・子猫で呼吸器症状が出たら、この移行を思い出すにゃん。
  2. 気管型移行なし犬小回虫・犬鞭虫犬小回虫は腸壁内に侵入して発育し、そのまま腸管腔へ戻るにゃん。犬鞭虫は孵化した幼虫がそのまま下部消化管へ進んで盲腸の粘膜に潜るにゃん。どちらも肺を通らないので呼吸器症状を伴わないにゃん。この違いが犬回虫との病原性の差にもつながるにゃん。
  3. 体内移行して休眠する犬回虫・犬鉤虫の成犬成犬では幼虫が肺を経て全身の組織(肝・肺・腎・筋肉・中枢神経)へ散布され、そこで発育を止めて長期間生存するにゃん。これが休眠幼虫にゃん。腸管内に成虫が成立しにくくなるかわりに、妊娠や授乳を引き金に再活性化して次世代への感染源になるにゃん。
  4. 全身をめぐる・局所で完結残りの4種犬糸状虫は皮下・筋肉・脂肪で脱皮を重ねてから静脈系に入り、肺動脈へ達するにゃん。旋毛虫は腸で産まれた幼虫が血流で横紋筋へ運ばれるにゃん。一方、東洋眼虫は結膜嚢、猫胃虫は胃で生活環が完結して、体内移行をまったくしないにゃん。

移行の長さはプレパテントピリオド(感染から虫卵が出るまでの期間)にそのまま効いてくるにゃん。移行しない犬鉤虫は約2〜3週、回虫は約8週、そして移行しないのに犬鞭虫は約74〜90日と長いにゃん。犬糸状虫にいたっては約6〜7か月にゃん。「感染してすぐ検査しても出ない」のはこのせいにゃん!

4回虫3種母子感染の違いが駆虫時期を決める

犬回虫・猫回虫・犬小回虫は名前も虫卵も似ているけれど、母子感染のしかたと体内移行の有無がまるで違うにゃん。ここが駆虫プログラムを分けるにゃん。

犬回虫 経胎盤感染 生まれた時点で感染済み 生後2〜3週で虫卵が出始める 生後2週から駆虫 妊娠42日目頃に 休眠幼虫が再活性化 猫回虫 経乳汁感染 経胎盤感染は成立しない 授乳を介して子猫へ 生後3週から駆虫 母猫にも 同時に投与する 犬小回虫 母子感染なし 経胎盤も経乳汁も成立せず 経口感染と捕食のみ 虫卵を確認してから 若齢に偏らず 成犬にも同程度に見られる

回虫3種の母子感染
経胎盤か、経乳汁か、なしか。ここが駆虫開始時期を決める

  1. 犬回虫Toxocara canis虫卵は厚い蛋白膜に覆われた球形〜亜球形で、表面に細かい凹凸があるにゃん。排出時は未発育で、外界で2〜4週間かけて幼虫包蔵卵になるにゃん。乾燥や消毒薬に強く、土壌中で数年生存するにゃん。経胎盤感染が主体:妊娠母犬の組織内で休眠していた幼虫が妊娠42日目頃から再活性化して胎盤を経て胎子へ移行するにゃん。子犬は出生時にすでに感染していて、生後2〜3週で虫卵が出始めるにゃん。経乳汁感染も加わるにゃん。休眠幼虫がやっかい:成犬では幼虫の大半が肝・肺・腎・筋肉・中枢神経へ移行して休眠するにゃん。だから駆虫歴があって糞便検査が陰性の母犬からも、感染した子犬が生まれるにゃん。これが臨床上きわめて重要にゃん。駆虫プログラム:経胎盤感染した子犬は生後2〜3週まで虫卵を出さないので、検査結果を待たずに生後2週齢から2週間隔で駆虫するのが標準にゃん。ピランテルパモ酸塩、フェバンテル、ミルベマイシンオキシムなどを使うにゃん。人獣共通感染症:ヒトは待機宿主で、摂取された幼虫は成虫にならず組織内を移行するにゃん。肝や肺を侵して発熱と好酸球増多を伴う内臓幼虫移行症、網膜に肉芽腫をつくって視力障害をきたす眼幼虫移行症が代表にゃん。小児の砂場での経口摂取のほか、牛や鶏のレバーの生食も感染源にゃん。
  2. 猫回虫Toxocara cati虫卵は犬回虫と同じく厚い蛋白膜を持つ球形で、外界で2〜4週間かけて幼虫包蔵卵になるにゃん。体内移行も気管型移行で犬回虫と同じにゃん。プレパテントピリオドは約8週にゃん。母子感染は経乳汁のみ:経胎盤感染が成立しないのが犬回虫との決定的な違いにゃん。母猫の組織で休眠していた幼虫が乳汁を介して子猫へ移行するにゃん。だから駆虫の初回は生後3週頃から、母猫にも同時に投与するにゃん。成猫の主な感染経路:げっ歯類や鳥類が幼虫包蔵卵を摂取すると待機宿主になるにゃん。狩りをする猫はこれを捕食して感染するにゃん。虫卵の直接摂取でも成立するにゃん。症状:重度感染の子猫では腹部が膨れるポットベリー、発育不良、嘔吐、被毛の粗剛にゃん。嘔吐物に虫体が混じることもあるにゃん。ヒトへの幼虫移行症の原因にもなるにゃん。
  3. 犬小回虫Toxascaris leonina虫卵は表面が平滑な楕円形で、内部の卵細胞と卵殻のあいだに隙間が見えるにゃん。犬回虫の凹凸のある球形で色調も濃い虫卵と、糞便検査で区別できるにゃん。母子感染が成立しない:経胎盤も経乳汁も起こらず、感染は幼虫包蔵卵の経口摂取か待機宿主の捕食だけにゃん。だから新生子犬が生まれながらに感染していることはなく、若齢に偏らず成犬にも同程度に見られるにゃん。気管型移行をしない:幼虫は腸壁内に侵入して発育し、そのまま腸管腔へ戻るにゃん。肝臓や肺を通らないので咳や肺炎を伴わず、臓器も傷つけないから病原性は犬回虫より明らかに弱いにゃん。人獣共通性は低い:組織内を移行する性質を持たないため、ヒトでの幼虫移行症の原因にはほとんどならないにゃん。公衆衛生上の重要性という点で犬回虫・猫回虫とは大きく違うにゃん。駆虫は虫卵を確認してからで足りるけれど、実際には犬回虫との混合感染もあるので、若齢動物では犬回虫を想定した駆虫が優先されるにゃん。

5土壌と腸の線虫3種鉤虫・鞭虫・糞線虫

環境中の幼虫や虫卵が感染源になるグループにゃん。吸血するのか、粘膜に刺さるのか、潜り込むのかで病態が分かれるにゃん。

  1. 犬鉤虫Ancylostoma caninum / 吸血して貧血虫卵は殻が薄く、排出時は2〜8細胞期にゃん。温暖湿潤なら1〜2日で孵化してラブジチス型(L1)となり、脱皮を重ねて被鞘をまとったフィラリア型(L3)=感染幼虫になるにゃん。卵殻内で感染幼虫ができる犬回虫とは、ここが違うにゃん。経皮感染が中心:フィラリア型幼虫が土壌から足底や腹部の皮膚を能動的に穿孔するにゃん。経口摂取や待機宿主の捕食でも成立するにゃん。侵入部位には趾間皮膚炎が生じることがあるにゃん。皮膚から入った幼虫は血流やリンパを経て肺に達し、気管を上行して嚥下され、小腸で成虫になるにゃん。プレパテントピリオドは約2〜3週と短いにゃん。母子感染は経乳汁:母犬の組織で休眠していた幼虫が授乳期に乳腺へ動員されるにゃん。この経路で生後2〜3週の子犬が重度の貧血を起こすことがあるにゃん。犬回虫が経胎盤なのに対し、犬鉤虫は経胎盤がほとんど成立しないのが対比にゃん。失血性貧血:成虫は口腔に3対の鉤歯を備え、小腸粘膜に咬着して吸血するにゃん。咬着部位を頻繁に変え、離れた後も抗凝固作用で出血が続くため失血量が大きくなるにゃん。小球性低色素性の貧血、黒色タール便、粘膜蒼白、発育不良をきたし、子犬では急性の重度貧血から死に至ることもあるにゃん。診断と人獣共通性:糞便浮遊法が基本だけど、経乳汁感染した子犬は虫卵が出ないうちに重度貧血を呈するので、虫卵陰性でも臨床徴候から駆虫を判断するにゃん。ヒトでは幼虫が真皮内にとどまって線状・蛇行状に進行する掻痒性の発疹(皮膚幼虫移行症=クリーピング病)をつくるにゃん。砂浜や湿った土壌で裸足になった際の感染が典型にゃん。
  2. 犬鞭虫Trichuris vulpis / 盲腸に刺さる虫卵は両端に無色の栓を備えた樽型(レモン型)で、厚く褐色の殻を持つにゃん。約70〜90×30〜40µmと大きく、浮遊法で見ればひと目で判別できるにゃん。厚い殻のおかげで乾燥や消毒薬に強く、土壌中で数年生存するにゃん。感染経路は経口のみ:経皮感染も経胎盤感染も起こらないにゃん。だから子犬が生後間もなく発症することはなく、感染源は常に環境中に蓄積した虫卵にゃん。掃除しやすい床材への変更と糞便の速やかな除去が、現実的でもっとも効果の高い対策にゃん。移行しないのにプレパテントが長い:気管型移行を行わず、孵化した幼虫はそのまま下部消化管へ進んで盲腸の粘膜内に潜って発育するにゃん。呼吸器症状は伴わないにゃん。それでもプレパテントピリオドは約74〜90日と長く、感染から虫卵が出るまで3か月近くかかるにゃん。形と症状:成虫は体長45〜75mmで、体の前3分の2が糸のように細く、この部分を粘膜内に縫うように刺入して固着し、太い後部が腸管腔に出ているにゃん。この形が鞭に似るのが名前の由来にゃん。症状は粘液を伴い鮮血が混じる下痢、しぶり、体重減少という大腸性下痢のパターンにゃん。まれに低ナトリウム血症と高カリウム血症を示し、副腎皮質機能低下症に似た検査所見を呈することがあるにゃん。診断の注意:産卵数が少なく間欠的なので、1回の検査が陰性でも感染を否定できないにゃん。症状が合えば反復検査するにゃん。治療はフェンベンダゾール、フェバンテル、ミルベマイシンオキシムなどを、長いプレパテントと環境からの再感染を見越して3週間隔で複数回投与するにゃん。
  3. 糞線虫Strongyloides stercoralis / 自家感染で終わらないこの線虫は例外が多いにゃん。まず糞便中に出てくるのは虫卵ではなくラブジチス型幼虫にゃん(虫卵が腸粘膜内で孵化するからにゃん)。だから検査の着眼点が他の線虫と違うにゃん。糞便を放置すると環境由来の幼虫が混じるので、新鮮便での検査が必要にゃん。自由生活世代を持つ:外界に出た幼虫は、直接フィラリア型の感染幼虫になる経路と、いったん自由生活の雌雄成虫へ発育して交尾・産卵する経路の二通りをとるにゃん。宿主がいなくても土壌中で世代を重ねられるので、環境中に感染源が維持されるにゃん。寄生世代の成虫は雌のみ:経皮感染した幼虫は気管型移行を経て小腸粘膜内に潜り込み、成虫になるにゃん。寄生世代は雌だけで単為生殖するにゃん。雄が存在しないのは線虫類のなかでも珍しい特徴にゃん。母犬から子犬への経乳汁感染も成立するにゃん。自家感染:腸管内でラブジチス型幼虫がそのままフィラリア型へ発育すると、腸粘膜や肛門周囲の皮膚から再び体内へ侵入するにゃん。これが自家感染で、新たな暴露がなくても寄生が持続する原因にゃん。免疫が抑制されると自家感染が加速して、播種性糞線虫症という致死的な病態を招くにゃん。症状と診断:生活環の各段階がそのまま症状に対応するにゃん。侵入部位の皮膚炎・掻痒、肺通過時の咳・呼吸促迫、小腸での水様〜粘液性の下痢と体重減少にゃん。幼虫は浮遊法では変形して検出しにくいので、幼虫の走性を利用するベールマン法を使うにゃん。排出が間欠的なので複数日の検査を勧めるにゃん。治療はイベルメクチンやフェンベンダゾールだけど、自家感染が続くため反復投与と環境の乾燥・清掃を併せて行うにゃん。ヒトにも感染する人獣共通感染症にゃん。

6消化管以外の線虫4種心臓・筋肉・胃・眼

腸以外に住みつく線虫にゃん。寄生部位がそのまま症状になるので、場所を覚えれば臨床像は自然に出てくるにゃん。

犬の血中 ミクロフィラリア(L1) 蚊が吸血 蚊のマルピーギ管 L1 → L2 → L3(約2週間) 再び吸血 刺し口から侵入 L3が自ら入る 皮下・筋肉・脂肪で脱皮 この時期は検査で捉えられない 肺動脈・右心室 感染後3〜4か月で到達 ミクロフィラリア出現まで約6〜7か月(プレパテントピリオド) → 抗原検査が陽性になるのも感染後およそ7か月以降 肺高血圧 → 右心肥大 → 右心不全。左心系の疾患ではない

犬糸状虫の生活環
蚊の中でL3になり、犬の体内で3〜4か月かけて肺動脈へ向かう

  1. 犬糸状虫Dirofilaria immitis / 肺動脈に寄生雌成虫が産出して血中を循環するミクロフィラリアはL1にゃん。この段階では犬の体内でそれ以上発育できないので、ミクロフィラリア陽性犬の血液が他の犬に触れても感染しないにゃん。感染性を持つL3は蚊の体内でできるにゃん。蚊の中での発育:吸血されたL1は蚊のマルピーギ管へ移動し、L2を経てL3になるにゃん。この発育は気温に強く依存し、およそ14℃を下回ると進行しないにゃん。所要期間は約2週間で、気温が高いほど短縮するにゃん。日本ではヒトスジシマカ、トウゴウヤブカ、アカイエカなどが媒介種にゃん。侵入のしかた:L3は蚊の口吻先端付近に集まり、蚊が吸血する際に皮膚上へ脱出して、刺し口から自ら侵入するにゃん。注射のように血管内へ送り込まれるわけではないにゃん。侵入後しばらくは皮下・筋肉・脂肪組織で発育するので、この時期は血液検査で捉えられないにゃん。到達までの時間:感染後およそ50〜70日で静脈系に入り、3〜4か月で肺動脈に達するにゃん。血中にミクロフィラリアが出現するまでのプレパテントピリオドは約6〜7か月にゃん。だから感染直後に抗原検査をしても陰性になるにゃん。病態は右心系:虫体の機械的刺激で肺動脈の内膜が増殖して血管抵抗が上昇し、肺高血圧をきたすにゃん。これに抗して右心室が肥大し、やがて右心不全へ進行して、頸静脈怒張、腹水、運動不耐性、咳が現れるにゃん。左心系の疾患ではないという点が病態理解の要にゃん。大静脈症候群:多数の成虫が肺動脈から右心房・三尖弁口へ移動して弁機能を障害する病態にゃん。三尖弁逆流に加え、弁口を通過する赤血球が機械的に破壊されて血管内溶血が起こり、血色素尿とヘモグロビン血症を呈するにゃん。急激に進行するので内科的管理では対応できず、頸静脈からの経静脈的虫体摘出術が第一選択にゃん。診断と予防:雌成虫由来の抗原検査が主体で、感染後およそ7か月以降に陽性になるにゃん。ミクロフィラリアの検出には集虫法やフィルター法を併用するにゃん。予防はマクロサイクリックラクトン(イベルメクチン、ミルベマイシンオキシムなど)を月1回投与するにゃん。ミクロフィラリア陽性犬に投与すると虫体の崩壊でショック様反応を起こすことがあるので、投与開始前の検査が欠かせないにゃん。
  1. 旋毛虫Trichinella spiralis / 筋肉に被嚢感染は筋肉内の被嚢幼虫を含む生や加熱不十分な肉を食べることによってのみ成立するにゃん。虫卵も幼虫も外界へ排出されないので、糞便や水を介した感染は起こらないにゃん。日本ではクマ肉やイノシシ肉の生食による集団発生が報告されているにゃん。同一個体が終宿主かつ中間宿主:摂取された被嚢幼虫は小腸で成虫になり、その成虫が産んだ幼虫が同じ個体の筋肉へ移行して被嚢するにゃん。つまり一個体の中で終宿主の段階と中間宿主の段階が同時に成立するにゃん。生活環が完結するには、その筋肉が別の動物に食べられる必要があるにゃん。胎生:小腸粘膜内で成虫となって交尾し、雌は虫卵ではなく幼虫を直接産出するにゃん。この胎生という性質のため虫卵が糞便中に現れず、糞便検査で診断できないにゃん。産出された幼虫はただちにリンパ管や血流に入って全身へ運ばれるにゃん。定着部位:幼虫は横紋筋(骨格筋)の筋線維内に侵入するにゃん。横隔膜・舌・咬筋・肋間筋など、血流が豊富でよく動く筋に多く定着するにゃん。心筋は横紋筋だけど被嚢は成立しないにゃん。この分布が食肉検査で採材する部位の選定根拠になっているにゃん。幼虫は筋線維を改変して哺育細胞と呼ばれる被嚢を作らせ、その中でらせん状に巻いた状態で数年生存するにゃん(旋毛虫という名の由来にゃん)。症状の推移:まず成虫が腸にいる腸管期で下痢や腹痛、続いて幼虫が筋肉へ移行する筋肉期に筋肉痛・発熱・顔面や眼瞼の浮腫・著明な好酸球増多が現れるにゃん。重症例では心筋炎や脳炎を合併するにゃん。ブタなど動物では通常無症状にゃん。検査と予防:糞便検査は無効なので、横隔膜脚などの筋肉を圧平法または人工消化法で調べて幼虫を検出するにゃん。血清抗体検査も使うにゃん。予防は肉の中心部まで十分に加熱することにゃん。燻製や塩漬け、家庭用冷凍では確実に不活化できないにゃん。
  1. 猫胃虫Ollulanus tricuspis / 胃にすむ体長は雄で0.7mm、雌で1mm程度と極めて小さく、胃の粘膜表層と粘液層に寄生するにゃん。胃に寄生する線虫は限られているので、この寄生部位そのものが鑑別の手がかりになるにゃん。外界に出る段階がない:雌は胎生で、産出された幼虫は胃の中でそのまま成虫まで発育するにゃん。虫卵や幼虫が糞便中へ排出される段階がないので、外界に感染源が存在しないにゃん。中間宿主も不要で、生活環は胃の中だけで完結するにゃん。嘔吐物が感染源:伝播は感染猫の嘔吐物を他の猫が舐めることで成立するにゃん。グルーミングの習性と多頭飼育環境が伝播を後押しし、保護施設や繁殖施設で問題になるにゃん。糞便を介した経路はないのでトイレの管理では防げないにゃん。症状と診断:胃粘膜の慢性炎症、粘膜の肥厚や線維化を招き、間欠的な嘔吐・食欲不振・体重減少を示すにゃん。原因不明の慢性嘔吐の鑑別に挙げるべき寄生虫にゃん。症状である嘔吐そのものが伝播の手段になっているのが巧妙なところにゃん。糞便検査は無効で、嘔吐物や胃洗浄液の鏡検、内視鏡下の胃生検で探すにゃん。虫体が微小で見落としやすいにゃん。対策:治療はフェンベンダゾールやレバミゾールにゃん。駆虫だけでは同居猫のあいだで再感染が繰り返されるので、嘔吐物を速やかに処理して接触を断つことが不可欠にゃん。同居猫の一斉治療も検討するにゃん。
  1. 東洋眼虫Thelazia callipaeda / 眼にすむ成虫は結膜嚢、とくに瞬膜の裏側や涙管に寄生するにゃん。体長7〜17mmの半透明な糸状で、瞬膜をめくると動く虫体を肉眼で確認できるにゃん。眼球の内部に入ることはないにゃん。胎生で涙液中に産出:雌は涙液中に第1期幼虫を産出するにゃん。消化管内寄生虫と違って糞便には出てこないので、糞便検査ではまったく検出できないにゃん。診断は眼の観察によるにゃん。中間宿主はメマトイ:ショウジョウバエ科のメマトイ(Amiota属など)が中間宿主にゃん。動物やヒトの眼のまわりに集まって涙をなめる習性を持ち、その際に第1期幼虫を取り込んで体内で感染幼虫まで発育させるにゃん。感染はメマトイが涙をなめるときに口器から幼虫が結膜嚢へ移行して成立するにゃん。ハエを食べる必要はなく、メマトイは吸血しないので、蚊のような吸血媒介とは仕組みが違うにゃん。局所で完結:結膜嚢に移された幼虫はその場で脱皮を繰り返し、約3〜4週間で成虫になって幼虫を産み始めるにゃん。体内移行はまったくしないにゃん。全身を巡る犬糸状虫とは対照的にゃん。症状・診断・治療:虫体の機械的刺激により流涙・眼脂・結膜炎・掻痒を起こし、重度では角膜炎や角膜潰瘍に至るにゃん。ヒトにも同じ経路で感染し、日本でも症例が報告されているにゃん。診断は瞬膜を反転して虫体を直接確認すること、治療は点眼麻酔下で鑷子により摘出するのが確実にゃん。イベルメクチンやミルベマイシンオキシムなどのマクロライド系も有効にゃん。プラジクアンテルは条虫・吸虫用なので効かないにゃん。

7まぎらわしいペアの整理どこで切るかを決めておく

線虫は数が多いぶん、迷う組み合わせも多いにゃん。切る基準を1つだけ決めておくにゃん。

  1. 犬回虫 vs 猫回虫切る基準:母子感染の経路犬回虫は経胎盤(生まれた時点で感染済み)、猫回虫は経乳汁のみにゃん。これがそのまま駆虫開始時期(犬は生後2週、猫は生後3週)の違いになるにゃん。
  2. 犬回虫 vs 犬小回虫切る基準:虫卵の表面と体内移行虫卵は犬回虫=凹凸のある球形で濃い色調、犬小回虫=平滑な楕円形で卵細胞と殻に隙間にゃん。犬小回虫は母子感染も気管型移行もなく、病原性が弱く、ヒトの幼虫移行症の原因にもならないにゃん。
  3. 犬回虫 vs 犬鉤虫切る基準:感染幼虫がどこでできるか犬回虫は卵殻の中で感染幼虫ができる(=幼虫包蔵卵を飲む=経口)にゃん。犬鉤虫は外界で孵化してフィラリア型になる(=経皮)にゃん。母子感染も経胎盤 vs 経乳汁と対照的にゃん。
  4. 犬鉤虫 vs 犬鞭虫切る基準:吸血か刺入か、小腸か盲腸か犬鉤虫は小腸で鉤歯により咬着して吸血し、失血性貧血と黒色タール便にゃん。犬鞭虫は盲腸の粘膜に細い前部を刺入し、粘液と鮮血の混じる大腸性下痢としぶりにゃん。症状のパターンが小腸性か大腸性かで割れるにゃん。
  5. 犬鉤虫 vs 糞線虫切る基準:糞便に何が出るかどちらも経皮感染で気管型移行をするにゃん。分かれるのは糞便に出るもので、犬鉤虫は虫卵、糞線虫はラブジチス型幼虫にゃん。だから検査法も浮遊法 vs ベールマン法と違うにゃん。糞線虫にはさらに自家感染と自由生活世代という特徴があるにゃん。
  6. 犬鞭虫 vs 副腎皮質機能低下症切る基準:まず糞便検査犬鞭虫の重度感染では、まれに低ナトリウム血症と高カリウム血症を示してアジソン病に似た検査所見を呈するにゃん。慢性の大腸性下痢と電解質異常が揃ったら、糞便検査を忘れないにゃん。
  7. 犬糸状虫 vs 東洋眼虫切る基準:媒介昆虫と移行の範囲どちらも媒介昆虫が要るけれど、犬糸状虫は蚊の吸血で入って全身を巡り肺動脈へ、東洋眼虫はメマトイが涙をなめるときに入って眼の局所で完結するにゃん。メマトイは吸血しないにゃん。
  8. 旋毛虫 vs 猫胃虫切る基準:どちらも糞便に出ないが理由が違うどちらも胎生で虫卵が糞便に出ないにゃん。旋毛虫は幼虫が筋肉へ移行して外界に出ないから、猫胃虫は胃の中で完結して外界に出る段階がないからにゃん。検査は筋肉の圧平法・消化法 vs 嘔吐物・胃洗浄液の鏡検にゃん。

診断法の使い分け糞便検査だけでは足りない

  1. 糞便浮遊法回虫3種・犬鉤虫・犬鞭虫線虫の虫卵は比重が軽いので、飽和食塩水などの浮遊法で良好に検出できるにゃん。犬鞭虫の樽型虫卵はひと目で分かるけれど、産卵が少なく間欠的なので1回の陰性で否定しないにゃん。
  2. ベールマン法糞線虫糞便に出るのが幼虫で、浮遊法では変形して検出しにくいにゃん。幼虫の走性を利用して集めるベールマン法を使い、新鮮便で、排出が間欠的なので複数日調べるにゃん。
  3. 抗原検査+フィルター法犬糸状虫雌成虫由来の抗原検査が主体で、陽性になるのは感染後およそ7か月以降にゃん。血中ミクロフィラリアの検出には集虫法やフィルター法を併用するにゃん。予防薬の投与開始前にミクロフィラリアの有無を確認するにゃん。
  4. 嘔吐物・胃洗浄液・胃生検猫胃虫糞便検査は無効にゃん。虫体が微小なので見落としやすく、剖検時に偶然見つかることも少なくないにゃん。原因不明の慢性嘔吐では鑑別に挙げるにゃん。
  5. 瞬膜をめくって直接確認東洋眼虫半透明の糸状の虫体を肉眼で確認するにゃん。摘出がそのまま治療になるにゃん。
  6. 筋肉の圧平法・人工消化法旋毛虫糞便検査が無効なので、横隔膜脚などの筋肉から幼虫を検出するにゃん。血清抗体検査も併用するにゃん。食肉衛生の現場で使われる方法にゃん。

最後にまとめるにゃん。線虫は①入り口(経口・経皮・母子・媒介昆虫・その他) → ②気管型移行の有無 → ③寄生部位の3段階で整理できるにゃん。そして糞便検査で捕まらない5種(糞線虫・犬糸状虫・旋毛虫・猫胃虫・東洋眼虫)を覚えておけば、「検査が陰性だから寄生虫ではない」という誤りを避けられるにゃん!

線虫のミニテスト(10問)

0 / 10 問正解

選ぶとすぐに正解と解説が出るにゃん。まちがえた項目だけ、上の図やリストに戻って確認するにゃん。

Q1.子犬における犬回虫の最も重要な感染経路は?

正解:経胎盤感染 母犬の組織で休眠していた幼虫が妊娠42日目頃から再活性化して胎子へ移行するにゃん。子犬は出生時にすでに感染していて、生後2〜3週で虫卵が出始めるにゃん。経皮感染は犬鉤虫の主要経路にゃん。

Q2.子犬の駆虫を生後2週齢から開始するのはなぜ?

正解:虫卵が出る前だから 糞便検査の結果を待たずに生後2週齢から2週間隔で駆虫するのが標準的な考え方にゃん。猫回虫は経乳汁感染なので、子猫は生後3週から、母猫にも同時に投与するにゃん。

Q3.犬小回虫が犬回虫と大きく異なる点はどれ?

正解:母子感染も気管型移行もない 幼虫は腸壁内で発育してそのまま腸管腔へ戻るにゃん。肺を通らないので呼吸器症状を伴わず、臓器も傷つけないので病原性は犬回虫より弱いにゃん。組織内を移行しないためヒトの幼虫移行症の原因にもほとんどならないにゃん。

Q4.犬鉤虫の感染幼虫はどこで形成される?

正解:外界で孵化してフィラリア型へ 卵殻内で感染幼虫ができるのは犬回虫の様式にゃん。この違いが感染経路の差(経皮 vs 経口)につながるにゃん。フィラリア型幼虫は足底や腹部の皮膚を能動的に穿孔するにゃん。

Q5.犬鉤虫による貧血の特徴として正しいのは?

正解:鉤歯で咬着・吸血 咬着部位を頻繁に変え、離れた後も抗凝固作用で出血が続くため失血量が大きくなるにゃん。黒色タール便、粘膜蒼白を伴い、子犬では急性の重度貧血から死に至ることもあるにゃん。

Q6.糞便浮遊法で両端に栓を持つ樽型の虫卵を認めた。考えられる寄生虫は?

正解:犬鞭虫 約70〜90×30〜40µmと大きく、ひと目で判別できるにゃん。成虫は盲腸に寄生して細い前部を粘膜内に刺入し、粘液と鮮血の混じる大腸性下痢としぶりを起こすにゃん。糞線虫の糞便には虫卵ではなく幼虫が出るにゃん。

Q7.糞線虫の診断に適した糞便検査法は?

正解:ベールマン法 糞線虫では虫卵が腸粘膜内で孵化するため、糞便に出るのはラブジチス型幼虫にゃん。浮遊法では変形して検出しにくいので、幼虫の走性を利用して集めるベールマン法を使うにゃん。沈殿法は吸虫卵向けにゃん。

Q8.糞線虫で「新たな暴露がなくても感染が持続する」仕組みは?

正解:自家感染 免疫が抑制されると自家感染が加速して、播種性糞線虫症という致死的な病態を招くにゃん。治療は反復投与と環境の乾燥・清掃を併せて行うにゃん。

Q9.犬糸状虫について正しいのは?

正解:血中はL1、L3は蚊の中 だからミクロフィラリア陽性犬の血液が他の犬に触れても感染しないにゃん。成虫は肺動脈と右心室に寄生し、肺高血圧から右心不全へ進むにゃん。左心系の疾患ではないにゃん。

Q10.糞便検査では検出できない線虫の組み合わせはどれ?

正解:旋毛虫・猫胃虫・東洋眼虫 いずれも胎生などの理由で虫卵が糞便に出ないにゃん。旋毛虫は筋肉の圧平法・人工消化法、猫胃虫は嘔吐物や胃洗浄液の鏡検、東洋眼虫は瞬膜をめくって虫体を確認するにゃん。犬糸状虫も抗原検査が主体にゃん。

+理解度チェックふつう:生活環フローチャート2択クイズ

生活環を時系列にたどる各7問の2択クイズにゃん。この記事で読んだ順番が、そのまま出題順になっているにゃん。誤答の選択肢には別の寄生虫の正解が置いてあるので、解くだけで鑑別の練習にもなるにゃん。