愛玩動物看護師国家試験対策 解説記事

VETERINARY NURSE NATIONAL EXAM

愛玩動物看護師国家試験対策
解説記事

第1回〜第4回の愛玩動物看護師国家試験(計800問)を、Vet Study Library 編集部が1問ずつ分類して、どの分野から何問出ているかを分析しました。出題比率から勉強の優先順位を決め、分野ごとに、サイト内の解説やまとめで理解を深めていきましょう。

集計した問題800問第1回(2023年)〜第4回(2026年)
1回の試験200問必須50問・一般100問・実地50問
解答時間計5時間必須50分・一般150分・実地100分

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EXAM COUNTDOWN第5回愛玩動物看護師国家試験まで試験日:2027年2月14日(日)

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REVIEW DECK mini

復習デッキmini(全17分野・85問)

解説記事の確認問題を、忘れかけたころにもう一度出てくるカードで復習できます。分野別の弱点マップで、苦手な分野もひと目でわかります。

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LAST-MINUTE CHECK

直前チェックシート(頻出30テーマ)

4回すべてで出題されたテーマから30を選び、要点を1枚にまとめました。「覚えた」のチェック、要点をかくして思い出す練習、印刷ができます。

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1. 出題比率 ― 4つの大きな区分

  • 基礎動物学42%340問・1回あたり約85問
  • 臨床動物看護学36%288問・1回あたり約72問
  • 法規・倫理・看護学概論10%79問・1回あたり約20問
  • 愛護・適正飼養学12%93問・1回あたり約23問

基礎動物学(体のしくみ・病気・薬・感染症)と臨床動物看護学(検査・看護・病気)で、全体のおよそ8割を占めます。法規・倫理と、愛護・適正飼養は合わせて2割ほどですが、法規は必須問題に集中して出題されるため、配点以上に大切な分野です。

2. 科目別の出題数

17の科目に分けて、4回分の出題数を多い順に並べました。ボタンで、必須・一般・実地の区分ごとに切り替えられます。

  1. 形態機能学112問(14.0%)
  2. 臨床検査・画像103問(12.9%)
  3. 臨床看護技術80問(10.0%)
  4. 内科疾患77問(9.6%)
  5. 感染症学62問(7.8%)
  6. 関係法規51問(6.4%)
  7. 人と動物の関係・適正飼養51問(6.4%)
  8. 愛玩動物学(品種・特徴)42問(5.2%)
  9. 繁殖学34問(4.2%)
  10. 栄養学34問(4.2%)
  11. 薬理学34問(4.2%)
  12. 外科看護・麻酔28問(3.5%)
  13. 行動学24問(3.0%)
  14. 病理学22問(2.8%)
  15. 福祉・倫理19問(2.4%)
  16. 公衆衛生学18問(2.2%)
  17. 看護学概論・コミュニケーション9問(1.1%)

上位は形態機能学(解剖・生理)、臨床検査・画像、臨床看護技術、内科疾患の4つで、ここだけで全体の半分近くになります。1回の試験でそれぞれ20〜30問ほど出る計算です。

3. 区分ごとの特徴

必須問題50問・50分

基本の知識を確かめる区分。内科疾患、形態機能学、関係法規、臨床検査が中心です。

  • 関係法規は4回で51問のうち22問が必須に集中
  • 愛玩動物看護師の業務、動物愛護管理法、狂犬病予防法がくり返し出る
  • ここを確実に取ることが合格への土台

一般問題100問・150分

全分野から幅広く出る区分。形態機能学が最も多く、臨床検査、臨床看護技術、内科疾患、感染症学が続きます。

  • 「正しいのはどれか」「組合せはどれか」の形式が多い
  • 人と動物の関係・適正飼養も後半にまとまって出る

実地問題50問・100分

図や写真を見て答える区分。臨床検査・画像が最も多く、臨床看護技術、形態機能学、愛玩動物学が続きます。

  • 器具の名前と使い方、X線・心電図・血液塗抹、犬種や動物の写真
  • 投与量の計算問題も出ることがある(第1回・第2回)

4. 回ごとの推移(上位8科目)

科目第1回第2回第3回第4回
形態機能学20292439
臨床検査・画像26292919
臨床看護技術23132123
内科疾患21132122
感染症学18151217
関係法規9171015
人と動物の関係・適正飼養218715
愛玩動物学(品種・特徴)1116132

回によって多少の増減はありますが、上位の科目の顔ぶれはほぼ変わりません。第4回では形態機能学がとくに多く出題されました。

5. よく出る言葉ランキング

病名や制度、検査などの言葉が、4回の試験で何問に登場したか(問題文と選択肢を含む)を数えました。右の4つの丸は、その言葉が出題された回の数です。

  1. 1皮膚(病気・構造)29問
  2. 2狂犬病25問
  3. 3ワクチン23問
  4. 4ウサギ22問
  5. 5動物愛護管理法20問
  6. 6腎臓20問
  7. 7中毒18問
  8. 8麻酔17問
  9. 9犬種17問
  10. 10消毒16問
  11. 11心臓15問
  12. 12動物福祉15問
  13. 13副腎13問
  14. 14体温13問
  15. 15妊娠13問
  16. 16X線13問
  17. 17マイクロチップ11問
  18. 18高齢動物11問
  19. 19肥満11問
  20. 20人獣共通感染症10問
  21. 21超音波10問
  22. 22血液・細胞の塗抹10問
  23. 23タンパク質10問
  24. 24パルボウイルス9問
  25. 25食中毒9問
  26. 26動物取扱業9問
  27. 27肝臓9問
  28. 28静脈(注射・採血)9問
  29. 29縫合9問
  30. 30ビタミン9問

6. 分野別の学習ガイド

4つの大きな区分ごとに、科目の出題比率と学習のポイント、サイト内で理解を深められるページをまとめました。獣医師国家試験向けの記事やまとめの中から、愛玩動物看護師の試験にも役立つものを選んでいます。

基礎動物学42%

体のしくみ、病気の成り立ち、薬、感染症など、動物看護の土台になる知識。

繁殖学34問・4.2%

性周期、交尾排卵、妊娠期間、分娩、腟スメアなど。犬と猫の違いがよく問われます。

栄養学34問・4.2%

ビタミン、栄養素の働き、ライフステージや病気に合わせた食事など。

行動学24問・3.0%

社会化期、攻撃行動、認知機能不全、表情やしぐさの読み取りなど。

病理学22問・2.8%

炎症、水腫、色素、壊死、腫瘍など、病気の成り立ちの基本。

臨床動物看護学36%

検査、手術と麻酔、看護の技術、病気の理解など、動物病院での実践に直結する知識。

臨床看護技術80問・10.0%

輸液、注射、保定、トリアージ、体位変換、高齢動物と終末期の看護など。

内科疾患77問・9.6%

多飲多尿、糖尿病、腎臓病、副腎の病気、中毒、皮膚の病気など、症状と看護のポイント。

外科看護・麻酔28問・3.5%

手術器具、縫合糸、滅菌、吸入麻酔器、周術期の看護など。器具の写真問題が多く出ます。

法規・倫理・看護学概論10%

愛玩動物看護師の業務を定める法律、動物福祉と倫理、飼い主とのコミュニケーション。

福祉・倫理19問・2.4%

5つの自由、3R、環境エンリッチメント、安楽死と生命倫理など。

看護学概論・コミュニケーション9問・1.1%

インフォームドコンセント、アドヒアランス、面接の技法、診療録など。

愛護・適正飼養学12%

いろいろな動物の特徴、人と動物の関係、適正な飼い方の指導、災害への備え。

人と動物の関係・適正飼養51問・6.4%

身体障害者補助犬、動物介在活動、ペットロス、多頭飼育崩壊、同行避難、シェルターなど。

愛玩動物学(品種・特徴)42問・5.2%

犬種・猫種、ウサギ、フェレット、ハムスター、鳥、爬虫類の特徴。写真で動物や犬種を答える問題が出ます。

7. 学習の進め方

  1. 上位4科目から固める:形態機能学、臨床検査・画像、臨床看護技術、内科疾患で全体の約半分。まずここを重点的に。
  2. 法規は必須問題を意識して:愛玩動物看護師法と動物愛護管理法は、条文のポイントを正確に覚えておく。
  3. 実地は「見て答える」練習を:器具、検査の画像、犬種や動物の写真に慣れておく。投与量や検査値(A/G比など)の計算も練習しておく。
  4. 分量の少ない科目も落とさない:病理学、公衆衛生学、福祉・倫理は出題数は少なめでも、基本を押さえれば確実に得点できる。

8. 集計の方法と注意

  • 第1回〜第4回の愛玩動物看護師国家試験の問題をもとに、編集部が集計しました。問題文そのものは掲載していません。
  • 科目の分類は、問題文と選択肢の内容と、出題の並び順から編集部が判断した推定です。科目名は学習の目安として編集部がまとめたもので、試験の出題基準の区分とは一致しない場合があります。
  • よく出る言葉の登場数は、その言葉が問題文か選択肢に含まれる問題の数です。

参考サイト

集計・執筆:Vet Study Library 編集部
監修:獣医師(農林水産省 獣医師名簿第44733号登録)
集計対象:第1回〜第4回愛玩動物看護師国家試験(計800問)