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VETERINARY NURSE EXAM / 頻出分野の解説
愛玩動物学(犬種・猫種・いろいろな動物)の頻出ポイント
犬種や猫種の特徴、ウサギやフェレット、鳥、爬虫類の飼い方と体の特徴を学ぶ分野です。実地問題では、写真を見て犬種や動物を答える問題がよく出ます。それぞれの動物に「なりやすい病気」や「扱うときの注意」をセットで覚えると、看護の場面でもきっと役立ちますよ。
この記事で学ぶこと
- 犬種の10のグループと、日本犬
- 犬種・猫種と、なりやすい病気
- ウサギ・モルモット・ハムスター・フェレットの体と飼い方の特徴
- 鳥(インコ・オウム)を扱うときの注意
- 爬虫類の温度と光の管理
1. 犬種のグループと日本犬
犬種は、もともとの役割(仕事)によって10のグループに分けられています。
| グループ | もとの役割 | 犬種の例 |
|---|---|---|
| 1G | 牧羊犬・牧畜犬 | ボーダー・コリー、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク |
| 2G | 番犬・使役犬など | ドーベルマン、バーニーズ・マウンテン・ドッグ |
| 3G | テリア | ジャック・ラッセル・テリア、ヨークシャー・テリア |
| 4G | ダックスフンド | ミニチュア・ダックスフンド |
| 5G | 原始的な犬・スピッツ | 柴、秋田、ポメラニアン |
| 6G | 嗅覚で獲物を追う猟犬 | ビーグル |
| 7G | 獲物の場所を示す鳥猟犬 | ポインター、セター |
| 8G | 7G以外の鳥猟犬 | ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、コッカー・スパニエル |
| 9G | 愛玩犬 | チワワ、トイ・プードル、シー・ズー、パグ、フレンチ・ブルドッグ |
| 10G | 視覚で獲物を追う猟犬 | グレーハウンド、ボルゾイ |
国の天然記念物に指定されている日本犬は、秋田犬、甲斐犬、紀州犬、柴犬、四国犬、北海道犬の6犬種です。
2. 犬種・猫種となりやすい病気
| 犬種・猫種 | なりやすい病気・注意 |
|---|---|
| パグ、フレンチ・ブルドッグなど(短頭種) | 鼻が短く、呼吸がしにくい(短頭種気道症候群)。暑さにとても弱い |
| ミニチュア・ダックスフンド | 椎間板ヘルニア |
| トイ・プードル、チワワなど小型犬 | 膝のお皿がずれる(膝蓋骨脱臼) |
| キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル | 僧帽弁閉鎖不全症 |
| 大型犬(グレート・デーンなど) | 胃拡張・胃捻転、股関節形成不全 |
| コリー、シェットランド・シープドッグ | 一部の駆虫薬などに敏感(MDR1遺伝子の異常) |
| スコティッシュ・フォールド | 折れ耳の原因になる軟骨の異常(骨軟骨異形成症)。関節の痛み |
| ペルシャ | 鼻が短い(短頭)、腎臓に袋ができる多発性嚢胞腎 |
| メイン・クーン、ラグドール | 肥大型心筋症 |
三毛猫は、毛色を決める遺伝子がX染色体にあるため、ほとんどが雌です。シャムなどのポイントカラーは、体温の低い耳や顔、足先、しっぽの色が濃くなる毛色です。
3. ウサギ・げっ歯類・フェレット
ウサギ
- 草食で、歯が一生伸び続ける。牧草をたくさん食べてすり減らさないと、歯が伸びすぎる(不正咬合)
- 盲腸で発酵した、やわらかい盲腸便を食べる(正常な行動)
- 食欲がなくなると、胃や腸の動きが止まる(胃腸うっ滞)。食べない・便が出ないのは要注意
- 骨が軽いわりに後ろ足の力が強く、暴れると背骨を折ることがある。抱くときは必ず腰を支える
- 尿にカルシウムが多く、白く濁ることがあるのは正常
モルモット・ハムスター
- モルモット:ビタミンCを体内でつくれないため、食事から必要。歯が一生伸びる。一部の抗菌薬で腸炎を起こしやすい
- ハムスター:夜行性。ほおに食べ物をためる袋(ほお袋)がある。ゴールデンハムスターはなわばり意識が強く、1匹ずつ飼う。寒すぎると冬眠に似た状態になることがある
フェレット
- 肉食。においを出す臭腺がある
- 中年以降に副腎の病気(脱毛など)や、血糖が下がる膵臓の腫瘍(インスリノーマ)が多い
- 犬ジステンパーにかかると重症になるため、ワクチンで予防する
4. 鳥(インコ・オウムなど)
- 肺に加えて気嚢という空気の袋があり、効率よく呼吸する。骨の一部は中が空洞で軽い
- のどの下に、食べ物を一時的にためるそのうがある
- 体が小さく、具合の悪さを隠すので、毎日の体重測定が早期発見に役立つ
- 雌では卵が出てこなくなる卵づまりに注意
鳥は胸を動かして呼吸するため、胸を強く押さえると息ができなくなります。首の後ろを指で支え、胸を圧迫しないように、短い時間で保定します。
5. 爬虫類(カメ・トカゲ・ヘビ)
- 自分で体温をつくれない変温動物。飼育ケースの中に、暖かい場所(ホットスポット)と涼しい場所の両方をつくる
- トカゲやカメの多くは、紫外線(UVB)を浴びて皮膚でビタミンDをつくり、カルシウムを吸収する。紫外線やカルシウムが足りないと、骨がもろくなる病気(代謝性骨疾患)になる
- 腸の中にサルモネラをもっていることが多いので、さわったあとは必ず手を洗う
愛玩動物学のまとめ ― 試験の前にもう一度
- 犬種は10のグループ。天然記念物の日本犬は秋田・甲斐・紀州・柴・四国・北海道の6犬種
- 短頭種は暑さと呼吸に注意。ダックスは椎間板ヘルニア、キャバリアは僧帽弁閉鎖不全症
- ウサギは歯が伸び続け、盲腸便を食べる。抱くときは腰を支える
- モルモットはビタミンCが必要。フェレットはジステンパーのワクチンを
- 鳥は胸を押さえない。毎日の体重測定が大切
- 爬虫類は温度と紫外線の管理。さわったら手洗い(サルモネラ)
愛玩動物学の確認問題
問題をタップすると答えが開きます。まずは自分で答えを考えてから開いてみてくださいね。
Q1. 国の天然記念物に指定されている日本犬の6犬種を答えてください。
答え:秋田犬、甲斐犬、紀州犬、柴犬、四国犬、北海道犬です。
Q2. ウサギを抱くときに、必ず腰を支えるのはなぜですか?
答え:骨が軽いわりに後ろ足の力が強く、暴れると背骨を折ってしまうことがあるためです。
Q3. モルモットが食事からとる必要がある栄養素は何ですか?
答え:ビタミンCです。体内でつくることができません。
Q4. 鳥を保定するとき、胸を強く押さえてはいけないのはなぜですか?
答え:鳥は胸を動かして呼吸するため、胸を押さえると息ができなくなるからです。
Q5. トカゲやカメで、紫外線やカルシウムが足りないと起こる骨の病気は何ですか?
答え:代謝性骨疾患です。紫外線を浴びてつくるビタミンDが不足すると、カルシウムを吸収できなくなります。
REVIEW DECK mini
覚えたことを、忘れないうちに
この記事の確認問題は「復習デッキmini」にも入っています。忘れかけたころにもう一度出てくるカードで、1日5分から復習できます(全17分野・85問)。
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参考サイト
- 農林水産省「愛玩動物看護師」国家試験の日程、受験資格、制度についての情報
- 一般財団法人 動物看護師統一認定機構指定試験機関。試験の実施要項や過去の試験問題など