愛玩動物学(犬種・猫種・いろいろな動物)の頻出ポイント|愛玩動物看護師国家試験対策

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VETERINARY NURSE EXAM / 頻出分野の解説

愛玩動物学(犬種・猫種・いろいろな動物)の頻出ポイント

犬種や猫種の特徴、ウサギやフェレット、鳥、爬虫類の飼い方と体の特徴を学ぶ分野です。実地問題では、写真を見て犬種や動物を答える問題がよく出ます。それぞれの動物に「なりやすい病気」や「扱うときの注意」をセットで覚えると、看護の場面でもきっと役立ちますよ。

第1〜4回の出題数42問
1回あたり約10問
区分の内訳(4回分)必須10・一般13・実地19

この記事で学ぶこと

  1. 犬種の10のグループと、日本犬
  2. 犬種・猫種と、なりやすい病気
  3. ウサギ・モルモット・ハムスター・フェレットの体と飼い方の特徴
  4. 鳥(インコ・オウム)を扱うときの注意
  5. 爬虫類の温度と光の管理

1. 犬種のグループと日本犬

犬種は、もともとの役割(仕事)によって10のグループに分けられています。

グループもとの役割犬種の例
1G牧羊犬・牧畜犬ボーダー・コリー、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
2G番犬・使役犬などドーベルマン、バーニーズ・マウンテン・ドッグ
3Gテリアジャック・ラッセル・テリア、ヨークシャー・テリア
4Gダックスフンドミニチュア・ダックスフンド
5G原始的な犬・スピッツ柴、秋田、ポメラニアン
6G嗅覚で獲物を追う猟犬ビーグル
7G獲物の場所を示す鳥猟犬ポインター、セター
8G7G以外の鳥猟犬ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、コッカー・スパニエル
9G愛玩犬チワワ、トイ・プードル、シー・ズー、パグ、フレンチ・ブルドッグ
10G視覚で獲物を追う猟犬グレーハウンド、ボルゾイ

国の天然記念物に指定されている日本犬は、秋田犬、甲斐犬、紀州犬、柴犬、四国犬、北海道犬の6犬種です。

2. 犬種・猫種となりやすい病気

犬種・猫種なりやすい病気・注意
パグ、フレンチ・ブルドッグなど(短頭種)鼻が短く、呼吸がしにくい(短頭種気道症候群)。暑さにとても弱い
ミニチュア・ダックスフンド椎間板ヘルニア
トイ・プードル、チワワなど小型犬膝のお皿がずれる(膝蓋骨脱臼)
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル僧帽弁閉鎖不全症
大型犬(グレート・デーンなど)胃拡張・胃捻転、股関節形成不全
コリー、シェットランド・シープドッグ一部の駆虫薬などに敏感(MDR1遺伝子の異常)
スコティッシュ・フォールド折れ耳の原因になる軟骨の異常(骨軟骨異形成症)。関節の痛み
ペルシャ鼻が短い(短頭)、腎臓に袋ができる多発性嚢胞腎
メイン・クーン、ラグドール肥大型心筋症
知っておきたい豆知識

三毛猫は、毛色を決める遺伝子がX染色体にあるため、ほとんどが雌です。シャムなどのポイントカラーは、体温の低い耳や顔、足先、しっぽの色が濃くなる毛色です。

3. ウサギ・げっ歯類・フェレット

ウサギ

  • 草食で、歯が一生伸び続ける。牧草をたくさん食べてすり減らさないと、歯が伸びすぎる(不正咬合)
  • 盲腸で発酵した、やわらかい盲腸便を食べる(正常な行動)
  • 食欲がなくなると、胃や腸の動きが止まる(胃腸うっ滞)。食べない・便が出ないのは要注意
  • 骨が軽いわりに後ろ足の力が強く、暴れると背骨を折ることがある。抱くときは必ず腰を支える
  • 尿にカルシウムが多く、白く濁ることがあるのは正常

モルモット・ハムスター

  • モルモット:ビタミンCを体内でつくれないため、食事から必要。歯が一生伸びる。一部の抗菌薬で腸炎を起こしやすい
  • ハムスター:夜行性。ほおに食べ物をためる袋(ほお袋)がある。ゴールデンハムスターはなわばり意識が強く、1匹ずつ飼う。寒すぎると冬眠に似た状態になることがある

フェレット

  • 肉食。においを出す臭腺がある
  • 中年以降に副腎の病気(脱毛など)や、血糖が下がる膵臓の腫瘍(インスリノーマ)が多い
  • 犬ジステンパーにかかると重症になるため、ワクチンで予防する

4. 鳥(インコ・オウムなど)

  • 肺に加えて気嚢という空気の袋があり、効率よく呼吸する。骨の一部は中が空洞で軽い
  • のどの下に、食べ物を一時的にためるそのうがある
  • 体が小さく、具合の悪さを隠すので、毎日の体重測定が早期発見に役立つ
  • 雌では卵が出てこなくなる卵づまりに注意
看護のポイント ― 鳥の保定

鳥は胸を動かして呼吸するため、胸を強く押さえると息ができなくなります。首の後ろを指で支え、胸を圧迫しないように、短い時間で保定します。

5. 爬虫類(カメ・トカゲ・ヘビ)

  • 自分で体温をつくれない変温動物。飼育ケースの中に、暖かい場所(ホットスポット)と涼しい場所の両方をつくる
  • トカゲやカメの多くは、紫外線(UVB)を浴びて皮膚でビタミンDをつくり、カルシウムを吸収する。紫外線やカルシウムが足りないと、骨がもろくなる病気(代謝性骨疾患)になる
  • 腸の中にサルモネラをもっていることが多いので、さわったあとは必ず手を洗う

愛玩動物学のまとめ ― 試験の前にもう一度

ここだけは押さえよう
  • 犬種は10のグループ。天然記念物の日本犬は秋田・甲斐・紀州・柴・四国・北海道の6犬種
  • 短頭種は暑さと呼吸に注意。ダックスは椎間板ヘルニア、キャバリアは僧帽弁閉鎖不全症
  • ウサギは歯が伸び続け、盲腸便を食べる。抱くときは腰を支える
  • モルモットはビタミンCが必要。フェレットはジステンパーのワクチンを
  • 鳥は胸を押さえない。毎日の体重測定が大切
  • 爬虫類は温度と紫外線の管理。さわったら手洗い(サルモネラ)

愛玩動物学の確認問題

問題をタップすると答えが開きます。まずは自分で答えを考えてから開いてみてくださいね。

Q1. 国の天然記念物に指定されている日本犬の6犬種を答えてください。

答え:秋田犬、甲斐犬、紀州犬、柴犬、四国犬、北海道犬です。

Q2. ウサギを抱くときに、必ず腰を支えるのはなぜですか?

答え:骨が軽いわりに後ろ足の力が強く、暴れると背骨を折ってしまうことがあるためです。

Q3. モルモットが食事からとる必要がある栄養素は何ですか?

答え:ビタミンCです。体内でつくることができません。

Q4. 鳥を保定するとき、胸を強く押さえてはいけないのはなぜですか?

答え:鳥は胸を動かして呼吸するため、胸を押さえると息ができなくなるからです。

Q5. トカゲやカメで、紫外線やカルシウムが足りないと起こる骨の病気は何ですか?

答え:代謝性骨疾患です。紫外線を浴びてつくるビタミンDが不足すると、カルシウムを吸収できなくなります。

REVIEW DECK mini

覚えたことを、忘れないうちに

この記事の確認問題は「復習デッキmini」にも入っています。忘れかけたころにもう一度出てくるカードで、1日5分から復習できます(全17分野・85問)。

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執筆・編集:Vet Study Library 編集部
監修:獣医師(農林水産省 獣医師名簿第44733号登録)
出題数は、第1回〜第4回愛玩動物看護師国家試験(計800問)を編集部が分類・集計したものです(推定)。本ページは学習支援を目的とした教育用コンテンツです。実際の診療や看護は、獣医師の指示に従ってください。