視覚が伝わるしくみを流れでたどる|角膜から後頭葉、対光反射まで

流れでたどる|スクロールするたび、流れが一段ずつ動き出す。

光が「見えた」に変わるまで
視覚が伝わるしくみを流れでたどる

読み進めると、左の図が1段ずつ描き足されます。各段の終わりの問いの答えが、次の段です。図のブロックを押すと、その段へ移動します。

角膜光を大きく曲げる瞳孔と水晶体光の量とピント網膜像を結ぶ視細胞杆体と錐体視神経視神経乳頭から出る視交叉一部が交差する後頭葉見えたと認識中脳対光反射瞳孔が縮む角膜潰瘍白内障網膜萎縮緑内障角膜光を大きく曲げて、目に入れる瞳孔と水晶体瞳孔で光の量、水晶体でピント網膜目の奥の網膜に像を結ぶ視細胞杆体と錐体が光を信号に変える視神経信号が集まり、視神経乳頭から出る視交叉左右の視神経の一部が交差する後頭葉外側膝状体を経て、視覚野で認識中脳対光反射(後頭葉を通らない)動眼神経で瞳孔が縮む(対光反射)角膜潰瘍白内障進行性網膜萎縮緑内障

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出発点:光が角膜から入る

光は角膜で大きく曲げられ、瞳孔を通って目に入ります。

光の量とピントは、どう調節する?

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瞳孔と水晶体

虹彩が瞳孔の大きさを変えて光の量を調節し、水晶体が厚みを変えてピントを合わせます。

暗いと瞳孔が開くのは?

光を多く取りこむためです。交感神経で散瞳し、副交感神経で縮瞳します。

光が届く先は?

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網膜に像を結ぶ

光は硝子体を通り、目の奥の網膜に像を結びます。

網膜で、光を感じるのは?

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視細胞が光を信号に変える

網膜の視細胞が光を電気の信号に変えます。杆体は暗いところで働き、錐体は明るいところで色を見分けます。

犬や猫が暗いところに強いのは?

杆体が多く、網膜の後ろのタペタムが光を反射してもう一度使えるからです(夜に目が光る理由)。犬の錐体は2種類で、色の見分けは人より少なめです。

信号は、どこへ?

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視神経へ

信号は網膜の神経細胞を経て視神経に集まり、視神経乳頭から目の外へ出ます。

視神経乳頭は見える?

視細胞がないので、そこは見えない点(盲点)になります。

左右の目の信号は?

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視交叉で一部が交差する

左右の視神経は視交叉で一部が交差し、反対側の脳へ向かいます。

どのくらい交差する?

目が顔の横にある動物ほど多く、犬では約75%、猫では約65%とされます。

交差したあとは?

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後頭葉で「見えた」と認識する

信号は視床の外側膝状体を経て、大脳の後頭葉(視覚野)で「見えた」と認識されます。

瞳孔の反射は、どこを通る?

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対光反射と威嚇まばたき反応

対光反射は、網膜 → 視神経 → 中脳 → 動眼神経(副交感)で瞳孔が縮む反射で、後頭葉を通りません。威嚇まばたき反応は、見えたものを後頭葉で認識し、顔面神経でまばたきする反応で、小脳も関わります。

対光反射があっても、見えていないことはある?

あります。後頭葉など、反射の経路以外の場所が傷むと、反射は残っても見えません。

流れのどこが壊れると?

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流れが壊れる病気

  • 角膜:角膜潰瘍、乾性角結膜炎
  • 水晶体:白内障。光が通りにくくなる(犬の糖尿病で多い)
  • 眼圧:緑内障。視神経が傷む
  • 網膜:進行性網膜萎縮。夜盲から始まる

予測してみよう:進行性網膜萎縮の犬は、まず暗いところと明るいところのどちらで見えにくくなる?

答えを見る

暗いところです。暗所で働く杆体から先に傷むことが多いからです。

流れの全体:角膜 → 瞳孔と水晶体 → 網膜 → 視細胞(杆体・錐体)→ 視神経 → 視交叉 → 外側膝状体 → 後頭葉で認識/中脳を通る対光反射で瞳孔が縮む

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薬は作用のしくみまでを扱い、用量は扱っていません。
執筆・編集:Vet Study Library 編集部 監修:獣医師(農林水産省 獣医師名簿第44733号登録)